ひと目見て、瀟洒なヨーロッパのお城を思わせる素敵なお仏壇と思いました。カーブを描いている曲線が白いケーキのようです。お洒落で華やかなことが好きだったお母様や奥様にとてもお似合いだと思います。洋菓子職人だったお父様やご主人様にも喜んでいただけるかもしれませんね。先日、少し格式のあるホテルに伺ったら、広いティーラウンジへ降りる3段のステップが緩やかな円弧を描いていて、私はすぐにこのお仏壇を思い出しました。どなたかのブログで村上クラフトさんはドレッサー（婚礼家具の鏡台）をつくっていた、と拝見いたしました。そのセンスと技術が十分に生かされた本当に素敵なお仏壇だと思います。扉をしめたくないお仏壇ですね。特長のあるお仏壇ですが、レビューでは、その分だけ亡くなった方への思いが伝わってきます。10代の息子さんを亡くされた方、若い奥様を亡くされた方、お嬢さんや赤ちゃんを亡くされた方などのコメントを拝見していますと、自分は今、家族が元気なだけでも幸せなのだ、という感謝の思いが増します。同時に志半ばで亡くなった方のご冥福を一緒に祈りたい気持ちになりました。皆さん、ぜひあの世で幸せになってくださいね。建築関係の仕事をなさっているため仕上げには細かい、とおっしゃるこちらの方の細部へのコメント（→ULR）が参考になりました。さすがにプロは見るところが違うな、と思いました。