シンプル&手作り&簡易版。祖母の23回忌の供物膳(曹洞宗)

先日、祖母の23回忌で県外のお寺に行ってきました。亡くなってもう随分経つし、我が家(実家)は故郷から離れていて親戚とも疎遠だし、そもそもうちの仏事って昔からシンプルで簡易版なんですよね。

仏事はいつも母任せで自分はそれほど知識も経験もないのですが、母も高齢(80歳)で先々が気になったのか、「お膳ぐらいはあんたがやんなさい」と突然ご指示が下り、今回は自分がやってみました。

忘れないように夫に動画に撮ってもらい、備忘録としてこのブログに残しておくことにしますが、こういったことは宗派は地方によってかなり違うので、私の田舎の曹洞宗のお寺ということで、軽い気持ちでご覧ください。

お寺には台所がある

自宅から車で4時間。お膳の料理をタッパーに詰めて、みそ汁は水筒に詰めて、お供えのお菓子や果物、お墓参りの用意なども持参して、ご法事の1時間前にお寺に到着。

事前に母が日にちの希望を告げてお寺に予約の電話を入れたところ、「その日は12:00からなら可能」と言われたので、我が家のご法事は12:00から。

到着すると一式を携えて(荷物多い・・・重い)お寺の台所へ。何度も来ているので場所も勝手もわかっております^^ちなみに下の写真は後から撮った写真で、実際は両手に荷物を持って、よいしょ、よいしょという感じでした。

 

 

実家のお墓があるお寺の台所はこんな感じです。流しがあって貸出し用の花瓶やお膳が用意されていて配膳台がある、要するに厨房です。私達のご法事の準備は檀家が寺務所に断ることなく(挨拶もせず)勝手に?お寺に入ってサクサクとこなして、お経が終わったら早々にお墓に移動して、またまたお経を読んでもらってそれで終わり。田舎ですが非常にオートマチックでビジネスライク。というか、田舎だからこそ、淡々としていてものすごく日常的な感じがします。

 

 

中に入ったら、礼服のご夫婦連れが自分たちのご法事の準備をしていました。母が「何時からですか?」と尋ねると「私達は11:30からです」というお返事。我が家の予約は12:00なので、とすると、お寺は30分刻みで予約を入れているんですね。

 

取りあえず花瓶を借りてお花を挿す

 

流し台の一画に大小の貸出し用の花瓶が置いてあるので、適当な大きさのを選んでお花を挿します。

 

 

配膳台の向こう側には、私達のひとつ前の時間帯にご法事をするご一家のお膳とお花の準備が終わっていて出番を待っていました。主催のご夫婦は控室で待っているらしく、もう台所には居ませんでした。ちなみに向こうのお花はうちの2倍の量でしかも見た目が豪華なので、母がちょっと気にしていました・・・

 

 

お膳を借りてお料理を盛る

お寺の台所の棚の中に貸出し用のお膳セットがたくさんあるのでそれを借りて供物膳の準備をします。写真に顔が少し見えているのはうちの母です。

 

 

自宅からタッパーに入れてきた料理を盛り付けます。ネットなどで曹洞宗の供物膳を調べると、五品(ご飯、汁物、漬物、煮物、豆類)などと書いてありますが、実家のお寺はそれにお水用の茶碗(茶湯器)とお皿がもう一枚プリセットしてあったので、地域やお寺によってその限りではないことがわかります。

今回のお料理は全部母が作りましたが、普段我が家(実家)で食べているものとほとんど同じ普段着の料理です。もちろん肉や魚はつかっていませんが、母は何種類も作ってきたので器が足りません。すると横から叔母が「足りないときは棚から出して追加していい」と言ったので、その通りにしました。

Yahoo知恵袋などで読むと、ご法事のお料理は?品数は?など、色々な質問がありますが、23回忌だからなのか、それとも土地柄なのか、はたまた親戚一同の家風なのか、私達のご法事はそんなに厳密で固くはなく、ある意味適当です。「これどうする?」「いいんじゃないの?」「やっちゃえやっちゃえ」的なノリ・・・

 

 

母の作ってきた料理を全部盛り付けたら、こんな感じになりました。当たっているかどうかは不明です。ですが、前のご夫婦もこんな感じだったので、まぁ、いいか、と。本日のご法事は30分刻みで予約が入っているので、お坊さんも忙しいと思いますが、基本的にうちのお寺のお坊さんは淡々としていて、いくぶんビジネスライクなので、たぶん、よほどのことがない限り「これは違う」とは言ってこないと思います。本当は色々、間違いもあるのかもしれませんが、いちいち言ってられないのかもしれませんね。

 

 

ちなみにみそ汁は水筒に暖かいのが入っていますが、ご法事の直前に入れるので、今はまだこのままです。祖母はほうれん草のおひたしに刻んだ長芋を敢えて食べるのが好きだったので、ちゃんとセットしました。

今回の参列は、母と私と夫。それに母の妹(叔母)二人の合計5名です。ご法事は80歳の母にとってめったにない帰省の機会なので、毎回、仲のいい親族だけを少数読んで、終わったら皆で食事しながらビールを飲んで「大おしゃべり大会」→夜はカラオケ のパターンです。

今回参列してくれた叔母の話では、叔母の家の一向宗ではご飯を上げないので、「こんなに面倒じゃない」そうです。私は両親の故郷から離れた場所に住んでいるので、親戚づきあいもほとんどないまま育ちましたが、毎年、母に連れられて帰省すると、そういった会話がよくされていて、なんとなく自分も仏事に対して構える気持ちがないような。田舎に行くと、仏事は決してかしこまってお堅い場ではなく、リラックスした普段の暮らしに溶け込んでいる感じがします。

 

 

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