仏壇ご購入の注意点

お仏壇ご購入の注意点

 

 

お仏壇選びの際に、知っておきたいことを簡単に解説いたします。

仏壇全般について

商品の表示に統一基準がありません

食品や一般的な工業製品のように、決められた項目を決められた通りに明記する厳格な表示のルールがありません。そのため表現も統一されていません。お仏壇を取り扱う業界団体様では表示ルールを設けていますが、加盟されていない業者様も多く、特に様々な事業者が参入しているインターネット通販などでは材質や原産国表示がない商品も見受けられます。その場合は各ショップにお尋ねになるのがよいと思います。

 

どこからが日本製?

現在はたくさんの海外製の仏壇が販売され、7割が海外製とも言われています。また、木地や彫刻など、各段階を海外で製作し、仕上げだけを日本で行った商品が「日本製」と表示されるときもあります。何をもって海外製とするのか?のルールも曖昧です。しかし、何かを海外に頼らないと、私たちが手軽に購入できる価格にはならないのが現状です。

 

品質表示は主に扉の部分だけ

「天然杢使用」と簡単に記載されている場合は、前面の扉の部分だけを説明していると思ってください。側面・背面はこの限りではないお品物も多いことをご承知ください。仏壇販売の業界団体様(仏壇公正取引協議会)では品質表示の統一ルールを設けていますが、会員様には古くからの伝統的なお仏壇(金仏壇・唐木仏壇)を得意とされる業者様が多く、家具・木工・伝統工芸などの分野からお仏壇を制作されている業者様をカバーしておりません。また、お仏壇のつくりも多様化し、家具調仏壇では、仏壇公正取引協議会の統一表示に当てはめることができないデザインのお仏壇も多数存在します。そのため、インターネットや家具店、ホームセンターなど、従来のお仏壇店様、葬儀葬祭業者様以外でのご購入に際しては、品質表示の項目も表記もバラバラになりがちです。

 

一枚板の使用はありえない

高級なお仏壇でも、芯材に薄い天然木(銘木)を貼り合わせてつくられています。その薄板の厚さや芯材のくるみ方でお値段が大きく変わってきます。家庭用のお仏壇の場合、100%天然木でつくられているお仏壇は、ないといってもよいでしょう。もしあっても、目の玉が飛び出るような高額商品となります。そのため、紫檀仏壇、黒檀仏壇、唐木仏壇と表示されてても、銘木が使われているのは扉の表面だけという商品が多いです。また、コンパクト仏壇の場合は中質繊維板(MDF)にプリントを施して、「紫檀調」「黒檀調」という表示がなされている点にご留意ください。

 

 

日本には木地から仕上げまでを一貫して国内で制作しているメーカーさんも数多くありますが、その場合のお仏壇は高額になりがちです。私たちが古くから漠然とイメージしている「昔気質の職人さんが手作りしている天然木のお仏壇」というのは、今はほとんどないと思ったほうがいい現在、お仏壇のご購入に際しては、ご予算に応じたある程度の割り切りと、優先順位(外観、耐久性等)も必要な昨今です。ですが、一番大切なのは、亡き故人を偲び、いつも共にありたいと思う気持ちと、毎日、ご供養をしてあの世でもぜひ幸せになって欲しいという願いではないでしょうか。それはお仏壇のお値段とは関係がないと思うのです。旧家の畳のお部屋にあるような立派なお仏壇でなくも、今すぐにあの世に旅立った懐かしいご家族に思いを伝える方法は、皆さん、おひとり、おひとりの心の中にあると思います。このサイトは、そういった思いで運営しています。

 


コンパクト仏壇について

 

扉を開くための空間が左右に必要です。

仏壇は扉を開けてお参りするので、左右にある程度のスペースが必要です。一般的な仏壇は扉が折れて開きますが、その場合の扉の幅は仏壇全体の幅の1/4です。それを両側に最大に開くと左に1/4、右に1/4、合計して仏壇の総幅の1/2のスペースが必要になる計算です。ですが、仏壇の扉は全開せずに45度ぐらいの角度で開けますので、そこまでの余裕は不要かもしれませんが、設置スペースを考えてコンパクト仏壇をお選びになる方は、仏壇の寸法だけを見て設置可能かどうかを決めるのではなく、扉を開けた状態のことも考慮しながら適切なサイズの商品をお選びください。どうしても左右に空間を取れない場合は、蛇腹(ジャバラ)巻戸式スライド扉のお仏壇も、選択肢としてぜひご検討ください。

 

内部の寸法や棚の高さを必ずご確認ください。

すでにお位牌があったり、葬儀屋さんからいただいた仏具等はコンパクト仏壇の中に入らないことがあります。「お位牌のサイズが大きかった」「仏具が入らなくてを買い直した」というお話もよく耳にしますので、仏壇の外寸だけでなく、内部の寸法や棚の高さ、棚の取り外しの有無などを必ずご確認ください。

 

小型コンパクトミニ仏壇の中でロウソクは燃やせません

住宅事情を反映してミニサイズのお仏壇が人気ですが、天井が低い小型のお仏壇は中でロウソクを灯すことができません。小さいお仏壇の場合は、線香やロウソクなどはお仏壇の手前でつかいます。その際は、手前にそのためのスペースが必要になります。スライドトレー(膳引き)のある仏壇であれば引き出して乗せることもできますが、台や家具より飛び出るのは危険です。先行やロウソクの転倒を防ぐためにも、小型お仏壇をお考えの方は、手前スペースが取れる場所をご検討ください。当サイトのメーンページでご紹介しているスライドトレー(膳引き)のあるお仏壇はこちらです。

 

ライト付お仏壇の配線コードの位置

ライト付のお仏壇には配線コードがありますが、配線コードが背面から出ている場合は、本体の寸法よりも深い奥行のスペースが必要となるケースもあります。お仏壇をお祀りしたい場所の広さが寸法ギリギリで余裕がない場合は、実際の奥行なども各ショップ様にお尋ねください。

 

ウレタン塗装>ラッカー塗装

耐久性において、ウレタン塗装のほうが優れています。ラッカー塗装は、熱・水・薬品に弱く、熱い器やぬれたコップなどを直接置くとシミになりやすい性質があります。ウレタン塗装は丈夫で高品質の塗装ですが、傷がついた場合、修復しにくいという短所もあります。一方、ラッカー塗装は溶剤で剥離できるので、修復が比較的容易です。価格がお手頃なお仏壇には乾燥が早く製造期間を短縮できるラッカー塗装のものが多く含まれます。